筋肉注射・点滴を用いた産痛緩和に関して
11/1以降の分娩予定の患者様を対象に、鎮痛薬を用いた産痛緩和処置を開始します。(以下を参照の上、ご検討ください)
希望される方は、入院時に担当医師・スタッフまでお問い合わせください。
※無痛分娩は来年2月頃開始予定です。詳細は別途お知らせいたしますので、少々お待ちください。
〇筋肉注射
肩、あるいはお尻に鎮痛薬の注射を行うことで、痛みともに緊張を和らげていくことができます。鎮痛効果としては硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔で行う無痛分娩と比較すると軽度〜中等度であり、鎮痛というよりは緊張を和らげることでお産の進行を促していくイメージのものとなります。
初産婦さんでも希望があれば行っていくことは可能です。
稀に、注射部の発赤や痒みなどの局所の症状が出たり、嘔気を感じることがありますが、頻度は高くありません。注意点として、血圧が高い方など医学的理由で使用できないこともありますのでご了承ください。
分娩直前の使用は赤ちゃんの呼吸に影響が出ることもありますので、基本的には1回のみ(自費診療 7,700円/回)の投与となります。
〇点滴
妊娠中でも安全に使用できるアセトアミノフェンの点滴による鎮痛方法です。効果としては軽度のものとなりますが、上記筋肉注射と併用することで相乗効果が期待できます。こちらも経産婦さん初産婦さんに関わらず行っていくことが可能です。また、一定の時間が経てば再投与可能となりますが、注意点としては、解熱作用もあるため、発熱をマスクしてしまうことが管理上好ましくない場合には使用できません。
こちらも自費診療 3,300円/回となります。